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キックバック説明に食い違い…野党側、安倍派幹部に事情聞くよう迫る 岸田首相“裏金解散”を否定

2024年3月4日 17:19
キックバック説明に食い違い…野党側、安倍派幹部に事情聞くよう迫る 岸田首相“裏金解散”を否定

来年度予算案は4日から参議院で実質的審議が始まりました。野党側は、自民党安倍派のキックバックをめぐる経緯の説明が食い違っている西村前経済産業相と塩谷元文科相に、岸田首相が直接事情を聞くよう、迫りました。

立憲民主党・辻元代表代行「塩谷さんと西村さん呼んで、食い違ってるじゃないかと、どっちなんだと、そこが一番国民関心あるだろうと。どっちなんだと、お2人を呼んで、総理が確認したらどうですか」

岸田首相「さまざまな場において説明を行っていく、こういったことが続けられています。その中にあって、この実態について、どこまで把握することができるのか、それをしっかりと把握しなければならない」

辻元代表代行「西村議員と塩谷議員に、食い違いについて総理がただす、やられますか 」

岸田首相「実態把握に向けて、党として対応を考えます」

辻元代表代行「党の誰がやるんですか」

岸田首相「幹部で判断をし、そして最終的には総裁である私が判断いたします」

また、立憲民主党の辻元代表代行は、異例の土曜日採決を行ったのは4月の衆議院補欠選挙にあわせて「いちかばちかの“裏金解散”を考えてるからでは」と迫ったのに対し、岸田首相は、「全く考えていない。予算成立を図ることに尽きる」と否定しました。

また、午後の審議で再発防止に向けた取り組みを問われた岸田首相は、実態の把握に加えて「責任問題として、会計責任者のみならず政治家本人の責任も厳格化しなければならない」と強調しました。