異例の“土曜国会”来年度予算案が衆院通過 年度内の成立が確定
国会で異例となる土曜日の審議がおこなわれ、来年度予算案が衆議院本会議で与党の賛成多数で可決されました。予算案は憲法の規定により年度内の成立が確定しました。
額賀議長「令和6年度一般会計予算ほか2案は委員長の報告の通り可決しました」
来年度予算案は一般会計の総額が112兆5717億円で能登半島地震の復興費用なども盛り込まれています。
予算案の採決で野党側は「いわゆる裏金問題は疑念が深まるばかりだ」などとそろって反対しましたが、与党の賛成多数で可決しました。
予算案は2日、衆議院を通過したことで憲法の規定により年度内の成立が確定しました。
岸田首相「1兆円に増額した予備費を含め、被災地の生活なりわい再建にとり不可欠」
岸田首相は、「早期成立に向けて参議院での審議も丁寧に臨む」と強調しました。
立憲民主党・泉代表「この予算に問題ありということを野党が結束をして訴えて、最終的には野党全党も反対ということで、明確にこの予算への評価をできた」
立憲民主党の泉代表は予算案の審議が深夜や土曜日に及んだことについて「自民党の無理な日程設定で野党にも各省庁にも負担がかかった」と批判しました。
予算案は、参議院に送られ、週明け4日(月)から、予算委員会での審議が始まります。