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来年度予算案、衆議院通過 予算案の年度内成立“確実に”

2024年3月2日 17:07
来年度予算案、衆議院通過 予算案の年度内成立“確実に”
2日、国会では土曜日も異例の審議が行われました。来年度予算案はさきほど衆議院本会議で与党の賛成多数で可決され、参議院に送られました。中継です。

引き延ばし戦術、深夜国会、土曜国会と異例の展開が続きましたが、岸田政権が目指していた予算案の年度内成立は確実になりました。

額賀議長「右の結果、令和6年度一般会計予算ほか2案は、委員長の報告の通り可決しました」

野党側は「いわゆる裏金問題は疑念が深まるばかりだ」などと追及しましたが、来年度予算案は自民・公明の賛成多数で可決され、参議院へ送られました。

また、採決に先立って自民党と立憲民主党は政治資金規正法の改正などを審議する新たな特別委員会を設置することで合意しました。

──予算案の年度内成立が確実になり、次の焦点は何になるんでしょうか?

防戦一方だった岸田首相としては「反転攻勢」に出たい考えです。

具体的には安倍派幹部らに対する自民党としての「処分」を急ぐとともに、会計責任者が逮捕・起訴されたら議員も処分できるよう自民党の「党則」の罰則強化などを今月17日の自民党大会で打ち出す方針です。

ただ、「処分」は線引きが難しく厳しくし過ぎると「岸田おろし」の動きを誘発しかねません。

また、国会では参議院でも政倫審が予定されるなど裏金問題の収束は見通せておらず綱渡りの政権運営が続きます。