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異例の“土曜国会”で野党側追及続く 派閥裏金問題

2024年3月2日 11:43
異例の“土曜国会”で野党側追及続く 派閥裏金問題
国会は、来年度予算案の審議が休日の土曜日にも行われる異例の展開となっています。野党側は、いわゆる裏金問題で追及を続けています。

野党側は、政治倫理審査会での議論では実態解明が不十分だとして、安倍派の事務総長経験者の下村元文科相に加え、森元首相も国会に呼ぶよう迫りました。

立憲民主党・江田憲司議員
「とにかく、下村博文さんと森喜朗さんにね。ここが一番キーパーソンだと思いますよ。この裏金システムをどういう経緯で作ったのか、何が目的だったのか。ぜひ、総裁自らこの2人に確認してください」

岸田首相
「国民の皆さんからの疑惑の指摘がある以上、関係者として、引き続き、この収支報告の修正とともに、説明を尽くしていかなければならない。国会等においても、そうした説明を続けることは大事であると考えます」

岸田首相は説明を続けることが重要と述べるにとどめ、野党側は2人の参考人招致を要求しました。

一方、政府・与党は来年度予算案の年度内の成立を確実にするため、1日午後に予算委員会と衆議院本会議で採決する方針です。

岸田首相としては予算案の通過で「反転攻勢」に出たい考えですが、安倍派幹部らの処分や政治資金規正法の改正など課題は山積で綱渡りの政権運営が続きます。