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首相“最優先で取り組む”オミクロン株対策

2022年1月18日 1:47
首相“最優先で取り組む”オミクロン株対策

17日、全国で新たに2万991人の新型コロナウイルス感染者が確認されました。岸田首相は、オミクロン株対策に最優先で取り組む考えを強調。政府は、大規模接種センターを東京では今月31日から再開させる方向で最終調整しているということです。

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まん延防止等重点措置が広げられる方向で調整に入っている1都10県。そのうちの東海3県では、愛知県が5日連続で1000人を超えるなど、あわせて1566人の感染が確認されました。

17日午後、愛知県の大村知事は、まん延防止等重点措置について――

愛知県 大村知事
「大変厳しい状況。(岐阜・三重と)3県で足並みをそろえて対応していきたい。拡大傾向を止めるということがなければ、(“まん延防止措置”よりも)さらに強い規制措置をお願いせざるを得ない」

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17日時点では、まん延防止等重点措置の対象に含まれていない大阪では、月曜日としては過去最多の2549人の感染が確認されました。

大阪府 吉村知事
「月曜日がこの数字ですので、これから火曜日、水曜日と入っていくなかで、陽性者数自体は拡大傾向になると予測している」

17日時点での病床使用率は28.9%と、大阪府が、国にまん延防止等重点措置を要請する基準としている35%が迫っています。まん延防止等重点措置の要請について、吉村知事は――

大阪府 吉村知事
「これだけ感染拡大力が強い株ですので、大阪だけで行うべきなのか、京阪神一帯で考えるべきなのか、兵庫県知事、京都府知事とも 3者の会議を設置したい」

17日午後10時半時点での全国の感染者は2万991人と、先週月曜と比べて3倍以上でした。奈良県で395人、島根県で118人と過去最多を更新しました。

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17日午後2時すぎ、国会で施政方針演説を行った岸田首相は――

岸田首相
「新型コロナに打ち勝つことに、全身全霊で取り組んでまいります。皆で協力しながら挑戦し、コロナ後の新しい日本を創り上げていこうではありませんか」

岸田首相は、医療提供体制の強化や、3回目のワクチン接種のペースアップなど、オミクロン株への対策に最優先で取り組む考えを強調しました。

また、政府は、自衛隊が運営する大規模接種センターを、東京では今月31日から再開させる方向で最終調整しているということです。

(1月17日放送『news zero』より)