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沖縄県知事「基地の問題は政府の仕事」

2010年1月25日 2:53
沖縄県知事「基地の問題は政府の仕事」

 アメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の移設問題を争点とした沖縄・名護市の市長選挙は日本時間24日、投開票が行われ、名護市辺野古への基地受け入れに反対する新人・稲嶺進氏(64)が、基地受け入れ容認の現職・島袋吉和氏(63)を破り、当選した。辺野古への基地受け入れを容認してきた沖縄・仲井真弘多県知事は「基地の問題というのは200%政府の仕事ですから、沖縄県とか沖縄県民にご質問されるのはおかしい」と述べた。

 また、宜野湾市・伊波洋一市長は「大変喜んでいます。これで沖縄県民の声が一つになって、『県外移設』と『県内移設に反対』ということをはっきり示したと思います」と話した。

 辺野古地区の住民からは「13年間我慢してきたかいがありました。(市長に)政府に反対という意思を表明していただいて、この問題にきっちりとけじめをつけていただきたい」との声が聞かれた。