民主党代表選挙まであと３日となった１１日、菅首相と小沢前幹事長はそれぞれ都内で街頭演説をするなどして支持を訴えた。

　菅首相は、街頭演説の中で、代表選挙後の政権運営について「適材適所で力を発揮できる体制を作る」と強調し、支持を訴えた。

　菅首相「リーダーシップは１人の政治家が１人でやれるものではない。チームプレーでなければ日本を変えることはできない。その先頭に立たせていただきたい」

　一方、小沢氏は東京・墨田区のシャッター街となった商店街や、築地の市場などを相次いで視察、地域活性化の重要性を訴えた。

　小沢氏「霞が関の中央官庁だけでは、実態や地域に沿った知恵が出ない。地域のことは地域でやれるよう、お金も仕組みも作りたい」

　地方議員や党員・サポーターによる郵便投票は、１１日に締め切られる。今後は、両陣営ともいまだ態度を決めかねている国会議員への働きかけをさらに強めていく方針。