民主党代表選挙は１４日に投開票が行われ、午後、新しい代表が決定する。菅陣営、小沢陣営ともに、最後まで国会議員への働きかけを続ける方針。

　菅首相は１３日、自ら各議員の事務所を訪問して支持を訴えた。菅陣営の会議では「国会議員票で勝たないと政権運営は安定しない」として、１４日に行われる最後の決起集会に一人でも多くの議員を集める方針を確認した。

　一方の小沢前幹事長も１３日、民主党の各支持団体を回ったほか、衆参国会議員の事務所を訪問して支持を訴えた。小沢陣営では個別の説得工作を行い、さらなる議員票の上積みを狙っている。

　こうした中、１４日未明からは党員・サポーター票などの開票作業が始まった。地方議員や党員・サポーターの票では菅首相有利とみられる一方、国会議員票では一歩も譲らぬ激戦となっている。

　しかし、依然、態度が明確でない国会議員が３０人余りいて、これらの動向が代表選の行方を左右しかねない。新しい代表は１４日午後に決定する。