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駐ロ大使が“一時帰国”事実上の抗議表明

2010年11月3日 12:54
駐ロ大使が“一時帰国”事実上の抗議表明

 ロシア・メドベージェフ大統領が北方領土の国後島を訪問したことを受けて、菅首相は河野駐ロシア大使を一時帰国させた。

 3日午前11時に成田空港に到着した河野大使は、「今のロシアの状況、日ロ関係の状況についてお話しするようにということで戻ってきました」「(Q帰国は政府の『抗議』か?)今の状況を聴くために、一時的に、一時帰国するようにという命令があって戻ってきた、こういうことです」と述べた。菅首相は3日にも河野大使と会うとみられる。

 政府は、今回の一時帰国は事情を聴くためとしているが、事実上、ロシア政府に対して抗議を表明する狙いもあるとみられる。