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流出の衝突映像は海保撮影のもの~官房長官

2010年11月8日 16:03
流出の衝突映像は海保撮影のもの~官房長官

 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を撮影した映像がインターネット上に投稿された問題で、仙谷官房長官は8日の衆議院予算委員会で、映像は海上保安庁が撮影・編集したものであることを明らかにした。

 仙谷官房長官は「政府としては、本件映像が刑事事件における証拠と同様の内容であり、その映像が流出することは、本件の捜査のみならず、今後の同種事件の捜査および海上警備取り締まり活動に重大な影響を与えるというふうに考えている」と述べ、映像流出は今後の取り締まり活動などに重大な影響を与えると危機感をあらわにした。また、「映像が流出した経緯は、現時点では特定されていない」と述べた。

 さらに、政府の情報管理について、「ネットワーク社会、IT社会の進み方はどんどん早くなっている」として、対策を急ぐ考えを強調した。その上で「秘密保全の法制のあり方について、早急に検討をしていきたい」と述べ、公務員の守秘義務違反の罰則強化などを検討する考えを明らかにした。