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衆院予算委 河井夫妻の疑惑など首相追及

2020年1月27日 22:15
衆院予算委 河井夫妻の疑惑など首相追及

国会では、27日から衆議院予算委員会で今年度の補正予算案の審議が始まった。野党側は、自民党の河井前法相と案里参議院議員夫妻の公職選挙法違反の疑惑などについて安倍首相を追及した。

立国社(会派)・今井雅人議員「案里さんに事情を説明しろと指導することができるんじゃないですか」

安倍首相「それぞれの政治家が自ら可能な限り説明責任を果たすべきものなんだろうと、このように考えております」

また、立憲民主党の大串議員が去年の参議院選挙の前に、党本部から河井夫妻の政党支部にあわせて1億5000万円が振り込まれたことについてただしたのに対し、安倍首相は、「一般論として言えば何ら問題ない」と述べた。

その上で、安倍首相の指示だったのかどうかについては「政治資金の運用については、党本部に任せている」と明言をさけた。

また、安倍首相は選挙期間中に自身の秘書を案里議員の陣営に派遣していたことを認め、「知名度が弱いということもあり、私の指示で応援に入った」と述べた。

一方、「桜を見る会」をめぐる問題について、野党系会派の今井議員は、招待者のうち「総理大臣等」の区分のみが年々増加していることを追及した。

安倍首相は、「最終的には内閣官房・内閣府において取りまとめた」と述べるにとどまった。

また、悪質なマルチ商法で行政指導を受けたジャパンライフの元会長が「桜を見る会」の招待状を勧誘に利用していたとされる問題で国民民主党の大西議員は元会長を招待したかどうか、「回答して困るのは、招待された人ではなくて首相自身ではないか」と追及した。

これに対し、安倍首相は個人情報であることを理由に「回答を控える」と繰り返した。