野党側 辞任の閣僚めぐり安倍首相を追及
衆議院の予算委員会で、野党側は、先日辞任した閣僚2人について「公の場での説明が必要だ」と主張して安倍首相を追及した。
国民民主党・渡辺議員「(辞任した閣僚)お二方については、ぜひとも公の場で説明をいただきたいと思いますが」
安倍首相「みずから政治家として説明責任を果たしていくべきものであろうと認識をしております」
国民民主党・渡辺議員「(自民)党総裁として、その説明責任を果たすよう、うながすお考えはありませんか」
安倍首相「これは総裁が命令する、あるいは、うながすかということではなくて、お二人ともその責任を果たしていくと述べておられるわけでございます」
また、日本維新の会の浦野議員は閣僚2人の辞任について「任命責任をおっしゃるなら衆議院を解散して国民の信を問うべきだ」と安倍首相に見解をただした。
これに対し、安倍首相は「行政を前に進めることで、国民への責任を果たしていく」と説明した上で、解散については「現時点では考えていない」と述べた。
一方、大学入試における英語民間試験の導入延期をめぐり、野党側は萩生田文部科学相に辞任を迫ったが、萩生田文科相は「辞任することで解決するとは思わない」と拒んだ。