閣僚辞任や英語試験見送り 安倍首相追及へ
国会では、6日午後、安倍首相が出席して衆議院の予算委員会が開かれる。野党側は閣僚の相次ぐ辞任を受け安倍首相の任命責任などを追及する方針。
野党側は安倍首相の任命責任に加え、大学入試における英語民間試験の導入延期に端を発した入試改革の問題に焦点を絞り、徹底的に追及する構え。
立憲民主党・安住国対委員長「総理は任命責任あるあると言いながら、口だけですもんね。本当に任命責任をどういうふうに果たしていくのかね」
安住氏は、英語民間試験だけでなく森友・加計問題も含め、公平さが求められる教育の分野で不祥事が続いているとして、「そこに安倍内閣の本質があるのではないか」と指摘した。
野党の幹部らは6日朝の会合で、予算委員会では英語民間試験の導入決定から延期に至る経緯について、萩生田文部科学相を徹底的に追及する方針を確認している。
一方、与党幹部も6日朝、会談し今の国会で最重要と位置づける日米貿易協定の承認案について来月9日までの会期内に成立させることを確認した。
政府与党は、今週中に衆議院を通過させる方針だったが、閣僚辞任などの影響で断念し来週中の通過を目指すことにしている。