１７日まで韓国を訪れていた河村元官房長官は、文喜相国会議長と会談し、いわゆる元徴用工訴訟の問題の解決を目指す法案について、元徴用工側の９割以上の団体から「理解を得ている」と説明されたと明らかにした。

日韓議員連盟の幹事長を務める河村元官房長官は、１６日からソウル入りし、韓国の文喜相国会議長や就任したばかりの丁世均首相らと相次いで会談した。

文議長からは、元徴用工訴訟の問題の解決に向け、日韓から寄付金を募り、慰謝料を支払うとする法案について、反発する一部の原告らを除き、大半が賛同していると説明されたという。

河村元官房長官「５０団体くらいあるそうだ、元徴用工をめぐり。そのうちの９割以上の団体については、理解を得ていると」

今年４月に総選挙を控える中、法案成立の見通しは立っていないが、文議長は在任中の成立に向け、「最大の努力をしたい」と強調したという。