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岡田氏、小沢氏の政倫審出席が必要との認識

2010年12月14日 16:34
岡田氏、小沢氏の政倫審出席が必要との認識

 民主党・小沢元代表の国会招致に向けて対応を一任された岡田幹事長は14日朝、小沢氏の政治倫理審査会(政倫審)出席が円滑な国会運営のために必要との認識を示した。岡田幹事長はできるだけ早く小沢氏との会談を実現したい考え。

 岡田幹事長「正面から答えていただくことが、これからの国会運営を考えても、私は小沢さんご自身にとっても、そのことがいい結果につながると思っている」

 これに対して、小沢氏に近い議員を中心に政倫審を阻止する動きも広がっている。このところの地方選挙の敗北を受け、執行部の責任を追及する両院議員総会を開催するための署名集めが行われている。また、小沢氏に近い政務三役が辞任カードをちらつかせるなど、執行部に揺さぶりをかけている。

 こうした民主党の現状について、連立を組む国民新党の亀井代表は「民主党、政権を国民からいただいてこんな仲間同士でけんかしている時ですか、皆さん!みっともない!私に言わせれば、今のけんかに何の大義があるんだ!もうこういうことをやる時じゃないんです」と酷評した。

 一方、野党側はこうした民主党の党内抗争を厳しく批判している。自民党・石原幹事長は14日午前、「いい加減にしてください。予算、税制、しっかりやってもらわないと、国民の生活は一体どこにいってしまうのかという強い怒りを覚えました」と述べた。

 小沢氏の国会招致の問題が長引けば、民主党がさらなる世論の批判を浴びることになりそうだ。