菅首相は、１１年の年明けにあたって「今年半ばまでに、消費税を含めた財政抜本改革の姿を示したい」などとした年頭所感を発表した。

　年頭所感では、「本年を平成の開国元年にしたい」として、ＴＰＰ（＝環太平洋経済連携協定）の協議などを進める考えを示している。また、持論である「最小不幸社会の実現」を掲げ、今年半ばまでに「社会保障の全体像と併せ、消費税を含めた財政抜本改革の姿を示したい」としている。

　さらに「不条理を正す政治」を行いたいとして、政治とカネの問題に対する国民の失望を解消すると強調している。

　そして、最後を「国民の皆様と日本の絆を太く大きく育てる一年となるよう頑張っていきます」と締めくくっている。