×

当選の西平市長が初登庁、対話路線を強調

2011年1月17日 12:11
当選の西平市長が初登庁、対話路線を強調

 前市長のリコールに伴う鹿児島・阿久根市の出直し市長選挙は16日、投開票が行われ、リコール運動を進めた市民団体元役員の新人・西平良将氏(37)が、住民投票で失職した前市長・竹原信一氏(51)を破って初当選した。西平氏は17日朝、初登庁し、前市長との対立が続いた議会について、あらためて対話路線を強調した。

 議会を開かず専決処分を繰り返すなど、竹原前市長の「改革」の手法をめぐり、町を二分する戦いとなった市長選は16日、西平氏が初当選を果たした。

 初当選した西平氏は「やはり、独善的な市政運営は行ってはいけないということ。法律を守った上での対話、対立ではなく対話(が大事)」と述べた。

 一方、落選した竹原前市長は「(阿久根市の)職員組合に負けました。住民の意識・改革が及ばなかった」と述べた。

 西平氏は17日朝、職員に迎えられながら初登庁し、当選証書を受け取った。西平氏は「しっかり対話を重ねた上で、議会との信頼関係を築き直していかなければいけない。違法性が強いといわれている専決処分、しっかりたださないといけない」と述べ、竹原前市長との対立が続いた議会について、あらためて対話路線を強調した。