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民主党役員会 小沢氏処分で結論に至らず

2011年2月3日 17:19
民主党役員会 小沢氏処分で結論に至らず

 民主党は3日午後、臨時の役員会を開き、先月31日に資金管理団体の土地購入をめぐる事件で強制起訴された元代表・小沢一郎被告の処分について議論したが、結論には至らなかった。

 強制起訴を受け、離党勧告や党員資格停止など党としての処分を検討している民主党執行部は3日、臨時役員会で各役員の意見を募り、ほぼ全員が発言したという。会議では「起訴された以上、何らかの処分をすべきだ」という意見が多数を占めた一方、小沢氏に近い輿石東参議院議員会長らは「処分の必要はない」と従来の見解を繰り返した。話し合いは約1時間に及び、出席者からは「この問題は早く決着させるべきだ」という意見も出たが、結論には至らず、決定は来週以降に持ち越された。

 こうした中、小沢氏は3日午前、鹿児島県内にある自民党元副総裁・故二階堂進氏の墓を訪れた。二階堂氏は田中角栄元首相の側近で、小沢氏も「政治の師」として指導を仰いでおり、命日にあわせて墓参りに訪れたという。小沢氏は「不肖の弟子ですが、精いっぱい一生懸命頑張りたい」と述べ、今後の政治活動に強い意欲を示した。