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菅首相、辞任時期「常識的に判断する」

2011年6月7日 17:21
菅首相、辞任時期「常識的に判断する」

 菅首相は7日朝の閣僚懇談会で、辞任の時期は「常識的に判断する」と述べているが、退陣時期をめぐり、今月内の退陣は避けられないとの見方が政府・与党内でも強まっている。

 こうした中、民主党の中間派である樽床元国会対策委員長は7日朝、「一日も早く政治の混乱を収束させ、新しい体制を早急に作っていくべきだ」と述べ、菅首相は早期に退陣すべきとの考えを示した。

 また、大畠国交相は7日朝、「そういう(東日本大震災や福島第一原発事故への対応などの)実務的な業務に支障がないように、早急に一つの結論をつけることが大事なんじゃないかと思う」と述べ、早急に結論を出すことが必要だとした。

 7日昼の旧民社党系議員の会合後、会長を務める田中慶秋衆議院議員は、記者団に対して「私たちは特例公債法案の成立を辞任の花道と考えていて、(11年度第)2次補正予算案までは考えていない」と話している。

 11年度第2次補正予算の成立まで成し遂げたい意向の菅首相だが、いよいよ窮地に立たされている。