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民主、30日までの会期延長を自民に打診

2011年9月16日 3:13
民主、30日までの会期延長を自民に打診

 16日に閉会予定の臨時国会をめぐり、民主党は15日夜、今月30日までの会期延長を自民党側に打診した。延長を求める野党側と与党側の攻防は大詰めを迎えている。

 会期をめぐって、野党7党は15日、衆参両院の議長に対して「国会を閉じるのは野田首相の事実上の審議拒否だ」などとして、来月14日まで会期を延長するよう申し入れた。また、野党を代表して、自民党・逢沢国対委員長が、民主党・平野国対委員長に延長を申し入れ、与野党は16日午前、幹事長会談を開くことになった。会談で民主党側は今月30日までの会期延長を提案する見通しで、与野党で調整が行われるとみられる。

 政府・与党側は、「(11年度)第3次補正予算案の準備に全力を挙げたい」などとして、あくまで16日に閉会する方針だったが、今後の東日本大震災の復興などをめぐる与野党協議に影響が出かねないため、方針転換を余儀なくされた形。