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野田首相 福島市の除染活動などを視察

2011年10月19日 1:35
野田首相 福島市の除染活動などを視察

 野田首相は18日、福島第一原子力発電所の事故で被害を受けた福島県を訪れ、「福島第一原発から半径10キロ圏内の自宅にはもう戻れないのか」との被災者の問いに、「まだ確定的ではない」と述べた。

 野田首相は、福島・大玉村にある仮設住宅を訪れ、地元のコメで作られたおにぎりを食べて、福島県産のコメの安全性をアピールするとともに、今後、官邸で自らが食べるコメは福島県産のコメを使用するよう指示した。

 また、避難住民から「(福島第一原発から半径)10キロ圏内の自宅にはもう戻れないのか」と問われた野田首相は、「それはまだ確定的ではない」「徹底的な除染をやった上での判断になる」と答え、引き続き、福島第一原発事故の収束と除染活動に全力を尽くす考えを強調した。

 野田首相はこの他、福島第一原発事故を受けて、18日から放射性物質の大規模な除染活動が始まった福島市も訪れ、その様子を視察した。