日本とASEAN＝東南アジア諸国連合の特別首脳会議は、17日から、首脳同士の本格的な議論が始まりました。

中継です。

友好関係50周年を迎え、日本はASEANを支援する相手ではなく対等なパートナーと位置づけていて、安全保障協力のさらなる強化を狙います。

岸田首相
「平和で安定した世界、持続可能で繁栄した未来を共創するために日本はASEANとの信頼に基づき、これまで以上に緊密に協力していきたい」

日本とASEANの関係で大きなポイントになるのはやはり中国です。

強引な海洋進出を進める中国に対して、日本は、ASEAN各国と防衛装備品の供与など、安全保障分野での協力をさらに強化し備えたい考えです。

また、少子高齢化が進む日本にとって、経済成長が見込めるASEANと経済の分野でも協力を深めることは欠かせません。

ある外務省幹部は「今や日本がASEANからパワーをもらう時代だ」と指摘しています。

首脳会議では、このあと今後の協力の方向性を示す共同声明などをとりまとめる予定です。