福島第一原発事故による避難者の支援策などについて話し合うため、福島・双葉地方の町村長と政府との意見交換会が２６日に開かれる予定だったが、３人の町長が欠席し、急きょ中止された。

　意見交換会は、平野復興相と細野環境相が出席し、２６日に開かれる予定だった。しかし、双葉郡の８町村のうち、会長である双葉町・井戸川町長や、広野町長、浪江町長が欠席、急きょ中止となった。

　井戸川町長は「会議で話し会う内容が事前に新聞に出たことで、政府との信頼関係に問題が生じたため」としている。これに対し、細野環境相は「こういう形になってしまったことは非常に残念です」と述べた。

　また、楢葉町・草野町長は「欠席というのはちょっとわがままだなと」と話した。政府との交渉で、双葉郡の町村の足並みの乱れも懸念されている。