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自民党・石原幹事長「大連立」に否定的考え

2012年3月18日 23:56
自民党・石原幹事長「大連立」に否定的考え

 自民党・石原幹事長は18日、仙台市で行われた講演で、消費税増税法案への協力要請に関連して岡田副総理が提案した民主・自民両党による、いわゆる「大連立」について否定的な考えを示した。

 石原幹事長「党内がまとめられないのに、野党に協力してほしいと言われても、いつ沈むかわからない船に一緒に乗って、その航海を助ける余裕はない。一刻も早く解散・総選挙でリセットするべき」

 これに対し、民主党・輿石幹事長は訪問先の沖縄・南風原町で、「(民主・自民両党の大連立は)党内で議論していないし、野田首相とも議論をしていないので、コメントは差し控えたい」と述べた。

 消費税増税法案をめぐっては、民主党執行部は16日までの取りまとめを目指していたが、意見集約ができず、結論は先送りとなっている。これについて、輿石幹事長は「一日も早くまとまってもらえれば、ありがたい」と述べた。一方で、自らが中国を訪問する23日までの取りまとめには「こだわらない」と述べたが、あくまでも野田首相は23日を軸に閣議決定を目指す方針。