自民党と公明党の参議院の会長や幹事長らが４日朝に会談し、田中防衛相に対する問責決議案について、５日の来年度予算案成立直後の提出は見送ることで一致した。

　会談で自民党側は、５日に来年度予算案が成立することから、予算案成立直後に田中防衛相に対する問責決議案を提出することを提案した。

　しかし、公明党側は、今月中旬に、北朝鮮が「人工衛星」と称して長距離弾道ミサイルの発射を予告していることや、１１日に党首討論が予定されていることなどから、「５日の提出はタイミングが早すぎる」などと慎重な考えを伝えた。

　そのため、５日の問責決議案の提出は見送り、今後、北朝鮮のミサイル問題の行方などを見極めて、両党で改めて提出時期を検討することを確認した。