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“ミサイル発射”失敗したと判断~日本政府

2012年4月13日 15:51
“ミサイル発射”失敗したと判断~日本政府

 北朝鮮は、発射を予告していた人工衛星と称する事実上のミサイルを13日午前7時40分頃に発射したものの、海に落下した。アメリカと韓国両政府は「失敗した」と断定、日本政府も「失敗したとの判断だ」としている。日本国内への影響はないという。

 藤村官房長官「7時40分頃、北朝鮮から何らかの飛しょう体が発射されたという情報が入りました。飛しょう体は約1分以上飛しょうし、洋上に落下したもようである。落下物等による我が国に対する影響は一切ないと考えています。国民の皆さまにおかれましては、冷静に平常通りの生活、業務についていただくようお願いします」

 日本政府によると、13日午前7時40分頃、アメリカ軍の早期警戒衛星が、北朝鮮西岸で何らかの熱を探知し、飛しょう体の発射を確認したという。発射方向は南で、発射された数はわかっていないが、発射の後、数個に分かれ、朝鮮半島南西の黄海に落下したもようだという。

 藤村官房長官は13日午前10時半前に会見し、「人工衛星と称するミサイルとは最終確認できていないが、少なくとも飛しょう体の発射は失敗したとの判断だ」と述べた。