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首相 一体改革法案の今国会成立の覚悟強調

2012年5月23日 19:14
首相 一体改革法案の今国会成立の覚悟強調

 23日の衆議院特別委員会で、自民党・逢沢一郎議員は、来月21日までの今国会の会期について、政府・民主党内から大幅延長論が聞こえているとして、野田首相の覚悟をただした。

 逢沢議員は「やれ、継続だ、大幅延長だ。場合によっては与党が審議拒否。場合によっては審議を引き延ばしている、理不尽に引き延ばすことに入るんじゃないか。そのことは非常に心配。必ず本委員会で採決を行う、そして採決の場は衆議院本会議で議決を行う。そうするんだということをもう一度確約を(いただきたい)」とただした。

 これに対し、野田首相は「待ったなしの改革、国民のために成立をさせることが最大の責任。その責任から逸脱した行為はあり得ない。歩み寄って成案を得ることを国民は求めている。決断する政治の象徴的テーマだと従来言ってきた。そこから逸脱することは基本的にあり得ない。信頼してもらいたい」と述べ、会期の延長については明言を避ける一方、今国会で消費税増税法案を柱とする「社会保障と税の一体改革」関連法案を成立させる覚悟に変わりがないことを強調した。