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オスプレイ「環境影響ない」沖縄に審査報告

2012年6月13日 22:19
オスプレイ「環境影響ない」沖縄に審査報告

 アメリカ軍の新型輸送機「MV-22オスプレイ」のアメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)への配備に先立ち、防衛省は13日、アメリカ政府が実施した環境審査の結果を沖縄県に伝えた。

 沖縄県庁を訪れた防衛省の担当者は、アメリカ側の環境審査について、これまでの輸送ヘリコプターより運用回数が減り、「環境への重大な影響はない」とする結論を伝えた。これに対し、沖縄県の又吉進知事公室長は「県民の不安が払拭されていない、こういう中で、この配備には反対であるという姿勢は変わっておりません」と配備に反対する県の基本姿勢を述べた上で、運用や安全性に関してさらなる情報提供を求めた。

 一方、普天間基地を抱える宜野湾市の佐喜真淳市長は13日、オスプレイの配備に反対する5000人規模の市民大会を17日に開催すると発表するなど、沖縄県では反発が広がっている。