×

民主党内での手続きを丁寧に~鹿野前農水相

2012年6月15日 16:58
民主党内での手続きを丁寧に~鹿野前農水相

 消費税増税など「社会保障と税の一体改革」をめぐる民主、自民、公明3党による修正協議が大詰めを迎える中、民主党の中間派である鹿野前農水相は15日、自らのグループの会合で挨拶し、党内手続きを丁寧に進めていくべきとの考えを強調した。

 「融和ということを考えた場合は、党内手続きというものを大事にしなければならない。丁寧にしなければならない」-鹿野氏はさらに「政策の変更があるということなら、当然、党内における議論がことのほか大事になってくる」と述べ、野党側との修正協議で同意した場合でも、党内の了承を得るために丁寧に手続きを進めていくべきとの考えを強調した。

 また、党内の中間派の一人、田中慶秋副代表が15日、野田首相と会談し、党所属議員にこれまでの経過を説明する両院議員懇談会の開催を求めた。野田首相は「そういう機会を作っていただければ喜んで説明したい」と述べ、開催に前向きな回答だったという。