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民主党、消費増税反対議員に対抗馬の方針

2012年7月13日 23:47
民主党、消費増税反対議員に対抗馬の方針

 民主党の全国幹事長会議が13日に開かれ、執行部は、次の選挙では小沢氏ら消費税増税法案に反対して党を離れた議員の選挙区に、原則として対抗馬を擁立する方針を示した。

 野田首相「今を生きる国民の生活のために、将来の世代、次世代の生活のために、先送りをせずに結論を出すというのが、私は『国民の生活が第一』という責任ある態度だと(考えている)」

 会議冒頭の挨拶で、野田首相は「たとえ70点でも、政策を前進させるのが政権党の役割だ」と強調した。また、執行部は、党分裂により生じた空白選挙区について「新たな候補者擁立に向けて県連と本部がよく連携して検討する」と説明し、原則として対抗馬を擁立する方針を示した。

 一方、新党を立ち上げた小沢氏の地元・岩手県の代表者からは、小沢氏との決別を表明する声が上がった。

 岩手県からの出席者「今までは『小沢王国』という言葉もあったが、普通の県というか、政権与党の中で、安心した岩手県になれればと願っている」

 この他、地方の代表者からは「良薬は口に苦し。気概を持って進んでほしい」と野田首相を支持する声が出た一方、消費税増税法案について「国民の理解が得られていない」「採決で造反した議員への処分が甘い」などの批判も出た。