森本防衛相は１７日、普天間基地（沖縄・宜野湾市）に配備予定のアメリカ軍の新型輸送機「ＭＶ２２オスプレイ」がモロッコで起こした墜落事故の原因について、副操縦士による操縦ミスだったとの認識を示した。

　森本防衛相「人為的なミスというか、操縦している人のミスコンダクト（誤操作）、マニュアルで決められた通りの操作ではなかった。説明を受けている限り、機体本体に何らかのミスがあったという証拠とか兆候は一切出ていない」

　防衛省は、神風政務官と専門家チームをアメリカに派遣し、モロッコの墜落事故について「人為的なミスだった」との調査結果の報告を受けた。

　森本防衛相は、来週から専門家チームで分析を行い、オスプレイの安全性を独自に確認したいとしているが、アメリカ政府が発表した調査結果を追認して終わる可能性が高く、沖縄からは「最初から結論ありき、オスプレイ配備ありきではないのか」との不満の声が出ている。