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衆院選挙制度改革めぐり、与野党が対立

2012年8月26日 14:50
衆院選挙制度改革めぐり、与野党が対立

 衆議院の選挙制度改革をめぐる法案について、民主党・城島国対委員長は26日、「27日に特別委員会で採決する」と明言した。野党側はこれに強く反発している。

 城島委員長は26日、記者団に対し、27日に選挙制度改革をめぐる法案を特別委員会で採決する考えを示した。自民党など野党側は「民主党の委員会運営は強引だ」として委員会審議を欠席しているが、城島委員長は「一票の格差是正も議員の定数削減もやりたくないというのが野党の本音だと思わざるを得ない」と批判した。

 一方、自民党・岸田国対委員長は「(民主党は)もう野党の協力はいらないと言わんばかりの強硬な態度をとっている。一日も早くけじめをつけなくてはいけない」と述べ、民主党の姿勢に強く反発した。

 自民党は、野田首相に対する問責決議案を参議院に週内に提出する考えだが、岸田委員長はさらに、衆議院でも内閣不信任案を提出する方針を明らかにした。

 国会の会期が残り2週間を切る中、与野党の対立は深まっている。