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首相、オスプレイ安全策を了承 試験飛行へ

2012年9月18日 21:22
首相、オスプレイ安全策を了承 試験飛行へ

 沖縄・普天間基地に配備されるアメリカ軍の新型輸送機「MV22オスプレイ」をめぐり、森本防衛相と玄葉外相は18日、日米両政府で大筋合意した安全確保策について野田首相に報告し、了承された。

 オスプレイの安全確保策には、全国で行う予定の低空飛行訓練で、日本の航空法などが定める最低高度150メートルを適用することなどが盛り込まれており、19日、日米合同委員会で正式合意する予定。これを受け、森本防衛相は19日、オスプレイが一時駐機している山口・岩国市などを訪問し、日本政府として国内での飛行を認める、事実上の「安全宣言」を伝える方針。

 アメリカ軍は21日以降、岩国基地で試験飛行を開始し、早ければ今月末にもオスプレイの第一陣が普天間基地に配備される見通し。