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沖縄訪問の安倍首相、自衛隊員を激励

2013年2月2日 13:09
沖縄訪問の安倍首相、自衛隊員を激励

 安倍首相は2日、首相就任後初めて沖縄県を訪問している。

 安倍首相は2日午前10時半頃、自衛隊機で那覇基地に到着し、「私も、諸君の先頭に立って、今そこにある危機に立ち向かい、国民の生命・財産、我が国の領土・領海・領空を、断固として守り抜く決意です」と隊員たちを激励した。

 2日午後には仲井真県知事と会談し、宜野湾市の普天間基地を視察する予定。安倍首相は知事との会談で、普天間基地の移設問題や沖縄県の振興策などをめぐって意見交換したい考えで、民主党政権の3年間で悪化した信頼関係を再構築するための第一歩と位置づけている。ただ、政府が普天間基地の名護市辺野古への移設を進める方針なのに対し、仲井真知事が基地の県外移設を求める方針は変わっておらず、依然、大きな溝がある。

 安倍首相は21日か22日に日米首脳会談を行う方向で調整しており、今回の沖縄訪問には沖縄県との対話姿勢をアメリカ側にアピールする狙いもあるとみられる。