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衆院予算委で補正予算案の実質的審議始まる

2013年2月7日 13:28
衆院予算委で補正予算案の実質的審議始まる

 衆議院予算委員会で7日、今年度補正予算案をめぐる実質的な審議がスタートした。

 民主党・前原前国家戦略相はまず、安倍首相が主張してきた政治理念などをただした。

 前原氏「2度目の首相になられて、靖国神社に参拝されるつもりはあるか」

 これに対し、安倍首相は「国のために命をささげた英霊に対して、国のリーダーが尊崇の念を表する。これは当然のことだろうと思いますし、前回の第1次安倍内閣において参拝できなかったことは、私自身は痛恨の極みだった」と述べた上で、「今の段階で行くか行かないかは差し控えたい」として靖国参拝についての明言を避けた。

 また、前原氏は安倍政権の経済政策による副作用を追及し、物価上昇率を2%に設定した根拠などをただした。

 前原氏「安倍首相の発言が変わっている。(去年)11月9日には消費者物価上昇を2、3%とおっしゃっている。その後、きょうの答弁を含めて2%になっている」

 これに対し、安倍首相は「私としては、選挙等を通じては強めの数字を申し上げたわけでありますが、日本銀行の了解を得なければいけない。そこは、結果を出すということにおいては2%という数字だろうと」「我々は世界史的にも、先例のないデフレ脱却に取り組まないといけない。マインドの転換が必要だ」と述べ、自らの経済政策の正当性を強調している。