自民党が大学で「出世払い」の奨学金を新たに作るべきと提言
高等教育を受ける人への支援拡充に向け、自民党の調査会は大学院の修士課程の学生を対象に、出世払い形式での奨学金を新たに作るべきとの提言をとりまとめました。
提言は大学院の修士課程の学生は所得による制限なしに在学中は授業料を支払わず、卒業後の所得に応じて返済していく、「出世払い」の奨学金を認めるというもので、開始時期は2年後の2024年度としています。
また、修士課程での先行導入がうまくいけば、2026年度からは学部生にも「出世払い」奨学金制度を導入していくことを目指すとしています。
これまで低所得の学部生や博士課程の学生への支援はありましたが、修士課程の学生への支援は手薄になっていて、今回の提言で中間所得層への支援を強化したい考えです。