安倍首相は１８日、首相官邸でミャンマー民主化運動の指導者で最大野党を率いるアウン・サン・スー・チー氏と会談し、「ミャンマーの改革が進展するよう、日本としても支援して行きたい」と伝えた。

　安倍首相は「スー・チー議長のリーダーシップで、ミャンマーの民主化は大きく前進してこられました。日本もそうしたミャンマーの未来に向けた努力を、支援をしていきたいと思う」と述べた上で、ＯＤＡ（＝政府開発援助）によるインフラ整備と民間企業による投資を通じてミャンマーを支援する考えを表明した。

　これに対してスー・チー氏は、教育、職業訓練、農業の分野での協力を要請し「より多くの日本人の若者にミャンマーに関心をもって発展に協力してほしい」と述べたという。

　また、両氏はミャンマーの発展には教育の整備が重要だとの認識で一致したという。