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政府、領土・主権“発信力強化”で初会合

2013年4月24日 1:11
政府、領土・主権“発信力強化”で初会合

 尖閣諸島周辺で中国の公船による日本の領海への侵入が相次ぐ中、政府は23日、日本の領土や主権についての考え方をより効果的に発信するための、初めての会合を開いた。

 安倍首相「我が国としては(領土・主権についての)正確な事実関係と我が国の立場を説明し、(内外の)理解を得ていく努力を今後とも一層、強化していかなければならない」

 この会合は、竹島と尖閣諸島を念頭に、日本政府の領土や主権についての考え方について内外への発信力を強化するための方策を話し合うもの。

 安倍首相は会合で、「我が国の領土や主権に対する挑発が続いている中、領土を断固として守り抜く決意が基本だ」と強調した。その上で、「我が国の立場や考え方について、正確な理解が国内外に浸透していくのが重要だが、現在はまだ不十分な状態」との見方を示し、発信力強化のための議論を求めた。

 会合では、出席した有識者から「英語の発信が少ないので、戦略的に増やすべき」との意見が多く出されたという。

 今後は7月上旬までに提言を取りまとめたいとしている。