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東京都議選結果に各政党の反応は

2013年6月24日 10:10
東京都議選結果に各政党の反応は

 各党が夏の参議院議員選挙の前哨戦と位置づける東京都議会議員選挙は、23日に投票が行われ、自民党が都議会第1党に返り咲くとともに、公明党と合わせて過半数に達した。自民・公明両党は、候補者が全員当選と完勝し、来月の参院選に向けて大きく弾みをつけた形となった。

 自民党・安倍首相「半年間の政権の実績について、一定の評価はいただいたのではないかと思う」「実績を残していく中において、参議院選挙の勝利を目指していきたい」

 公明党・山口代表「政治の安定を求めるという有権者の期待の表れだと思っている。きたる参議院選挙にも、この流れは変わらないものと我々は思っている」

 自民・公明両党が、安倍内閣の支持率の高さを追い風に完勝した一方、選挙前は都議会第1党だった民主党は、公明、共産に次いで第4党へと落ち込む惨敗となった。

 民主党・細野幹事長「厳しい結果と受けとめています。従って参議院選挙に向かって、我々としてしっかり反省すべきところは反省して、準備を進めたい」

 また、細野幹事長は「都議選と参院選は一連だ」と述べ、現時点での執行部の辞任については否定した。

 第3極では、選挙協力を解消した日本維新の会とみんなの党が明暗を分けた。日本維新の会は橋下共同代表のいわゆる従軍慰安婦問題をめぐる一連の発言で失速した一方、みんなの党は大きく議席を伸ばした。

 日本維新の会・藤井国会議員団選対委員長「どういう結果になっても石原代表は橋下代表と一致結束して参議院選挙を戦うと、そのことははっきりと言っていたので、そのもとで頑張っていきたい」

 また、共産党が反自民の受け皿として議席を倍以上に増やし、第3党に躍進した。

 共産党・市田書記局長「都議選の結果が参議院選挙につなげられるように、大いに意気高く頑張りたい」

 自民党幹部は「この勢いを持続させる」と意気込み、来月の参院選で公明党と合わせて過半数を獲得し、いわゆる衆・参の「ねじれ」の解消を目指す。

 これに対し、民主党や日本維新の会は、参議院選挙までのわずか1か月で党勢の立て直しを迫られることになる。

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