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首相、代理人通じて玉串料 2閣僚が参拝

2013年8月15日 10:44
首相、代理人通じて玉串料 2閣僚が参拝

 「終戦の日」の15日、安倍首相は靖国神社参拝を見送る一方、代理人を通じて自民党総裁として玉串料を納めた。

 安倍首相は15日の参拝を見送り、自民党の萩生田総裁特別補佐を通じて「自民党総裁 安倍晋三」と記帳し、私費で玉串料を納めた。

 萩生田氏「(安倍)総裁からは、先の大戦で亡くなられた、尊い犠牲となられた先人の御霊(みたま)に尊崇の念をもって、ぜひ哀悼の誠をささげてほしい。本日は参拝できないことをおわびしてほしいと」

 今回の対応について、萩生田氏は「総合的に判断した結果だと思う」と述べた。

 関係が冷え込んでいる中国や韓国に配慮するとともに、戦没者への尊崇の念を表すためとみられる。

 また、これまでに新藤総務相と古屋国家公安委員長が参拝した。

 新藤総務相「あくまで私的な行為でございまして、このことが外国に影響を及ぼすことはないと考えています」

 また、古屋国家公安委員長は「国務大臣 古屋圭司」と記帳し、私費で玉串料を納めたという。

 安倍内閣の閣僚ではこの他、稲田行革相が15日に参拝する方向で最終調整している。