公職選挙法違反容疑で実の姉２人らが逮捕された自民党の徳田毅衆議院議員は１２日、石破幹事長に対し、離党する意向を伝えた。

　「私の親族を含む関係者が逮捕されたという事実は大変重く受け止めている。自民党関係者、党員・党友のみなさま、私を支援してくれた徳洲会の方々にも心からおわびを申し上げる次第。私の今後については、これからの推移を見守りたい。司直の判断を見極めた上で考えていきたい」－徳田議員は１２日夕方、国会内で石破幹事長と会談し、離党の意向を伝えた。

　これに対し、石破幹事長は「迅速に対処する。本人の意思を尊重したい」と述べ、離党を認める考えを示した。

　徳田議員の姉らは徳洲会の職員５６３人に対し、選挙運動の報酬として約１億５０００万円を支払ったとして、１２日、東京地検特捜部に逮捕されている。