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森担当相、第三者機関設置検討の考え示す

2013年11月14日 18:23
森担当相、第三者機関設置検討の考え示す

 機密情報を外部に漏らした公務員らへの罰則を強化する特定秘密保護法案をめぐり、森内閣府特命担当相は14日、秘密の指定状況をチェックするため、第三者機関の設置を検討する考えを改めて示した。

 民主党・長島昭久議員「午前中に、副大臣が第三者機関をつくるのは適当ではないと。これは大臣のお考えと少し違うのではと伺っているのですが、いかがでしょうか」

 森特命担当相「そのような行政機関の内部の第三者機関については、(設置すべきとの)ご意見を謙虚に受け止めて、検討させていただきたい旨、申し上げたもの」

 行政機関の内部に第三者機関を設置することについては12日、森特命担当相が「検討したい」と答弁していた。これに関連して岡田副大臣が14日、「行政機関以外の第三者がチェックするのは適当ではない」と述べたことについて、民主党の長島議員は、「森大臣と岡田副大臣との間で考えに違いがあるのでは」とただした。

 長島議員に対し、森特命担当相は、「行政機関の内部につくる第三者機関の設置」を検討する考えを改めて示した。

 また、午前の審議では、自民党の城内実議員が、「まずは法案を成立させ、施行後、運用面において改善していくのが現実的だ」と指摘した。これに対し森特命担当相は、「他党からの様々な意見にもしっかりと耳を傾け、法案成立後もさらなる改善をする努力をしていきたい」と、法案成立後も運用改善に取り組む考えを示した。