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辺野古埋め立て「承認しないで」名護市議会

2013年11月22日 22:30
辺野古埋め立て「承認しないで」名護市議会

 沖縄県のアメリカ軍普天間基地の移設先とされる、沖縄県名護市辺野古の海の埋め立て手続きで、名護市議会は22日、仲井真知事に対し、埋め立てを承認しないよう求める市長意見を可決した。

 22日に開かれた名護市の臨時議会で賛成多数で可決された市長意見は、辺野古への移設では自然環境や住民の生活環境の保全が図れないなどとして、埋め立てを承認しないよう知事に求めている。

 名護市は可決された市長意見を来週、知事に提出し、仲井真知事は年末から年明けにかけて、埋め立ての可否を判断する見通し。

 一方、政府と自民党本部は、知事から年内に埋め立てへの承認を得るため、普天間基地の「県外移設」を掲げてきた自民党沖縄県連に方針転換を迫っており、知事の判断を巡るせめぎ合いが激しさを増している。