安倍元首相(67)亡くなる 憲政史上「最長」の政権 これまでの歩み
8日、奈良市での応援演説中に銃撃され、67歳で亡くなった安倍晋三元首相。2012年からの第2次政権時は7年半におよぶ長期政権となり、経済政策「アベノミクス」をはじめ、数々の政策を実現させました。
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8日、安倍元首相が応援演説中に銃撃され、午後5時過ぎ死亡が確認されました。
安倍元首相は、安倍晋太郎元外務大臣を父に持ち、祖父は岸信介元首相と政治家一家に育った、「政界のサラブレット」でした。国会議員には1993年に初当選。2006年には戦後最年少、52歳で首相に就任しました。
2012年には衆院選で政権を奪還し、首相の座に返り咲きました。7年半におよぶ長期政権が幕を開け、経済政策「アベノミクス」をはじめ、集団的自衛権の限定的な行使を可能とする安全保障関連法や、「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織的犯罪処罰法の制定など、次々と政策を実現させていきました。
2020年8月には、大叔父の佐藤栄作元首相を抜いて、首相としての連続在職日数が歴代1位となりましたが、持病の潰瘍性大腸炎の悪化のため辞意を表明。現在は、投開票日を10日に控えた参議員選挙に向け、全国各地を精力的に動き回っていたさなかでした。
(7月8日放送)