日本維新の会・橋下徹共同代表は、「大阪都構想」の実現が困難となったことを受け、大阪市長を辞職し、出直し選挙に臨むことを表明した。

　「大阪都構想の協議が止まるということは、僕は政治の世界から出て行ってくれと、葬り去れという市民・府民の声があれば潔く退場しますが、そうでない限り『ハイそうですか』と黙ってはおれない」－１日に東京都内で開かれた日本維新の会の党大会で、橋下共同代表は大阪都構想の実現に全力を注ぐ意思を表明した。

　さらに、党大会後に開かれた大阪維新の会の会合で、大阪市長を辞職し、出直し選挙に臨むと表明したという。

　会合では、日本維新の会・松井一郎幹事長も大阪府知事を辞職し、出直し知事選挙を行う意向を示したものの、橋下共同代表が思いとどまるよう説得し、見送られる見通し。

　大阪都構想を巡っては、先月３１日の法定協議会で維新以外の会派の反対により区割り案の絞り込みが否決され、来年春の実現が困難となっていた。

　２人は３日に共同記者会見を開く予定。