×

自衛隊が“駅伝”でサイバー防衛の実践演習

2014年3月3日 22:17
自衛隊が“駅伝”でサイバー防衛の実践演習

 サイバー攻撃に備え、3日に都内で、自衛隊がサイバー防衛の課題にチーム対抗で競い合う実践的な演習「サイバー駅伝」が行われ、日本テレビのカメラが密着した。

 サイバー駅伝は、総務省が主催するサイバー演習の一環として行われ、陸・海・空の3自衛隊など8チームが参加した。実際のサイバー攻撃を想定し、ウイルスの発見や侵入ルートの特定、攻撃手法の解析など、12の課題を駅伝の「区間」に見立て、処理のはやさと正確さを競った。最もはやいチームには区間賞が与えられ、逆に時間内に解決できないチームはヒントをもらって、繰り上げスタートになった。

 防衛省情報通信研究課・青木課長「情報通信ネットワークに依存している社会にあっては、武力攻撃が行われる場合には必ずサイバー攻撃があると思っている。逆の言い方をすれば、サイバー攻撃のない武力攻撃は、今後はもうないのではないかという気持ちでやっていく必要があると思う」

 サイバー攻撃は年々、手口が巧妙化し、被害は深刻化していることから、防衛省は今月中に「サイバー防衛隊」を発足させる方針。