自民党安倍派の幹部4人が任意で事情聴取を受けたことについて、森屋官房副長官は会見で「極めて遺憾だ」と述べました。

森屋官房副長官
「自民党の政策、政治活動に、政治資金の観点から厳しい目が向けられている事態を招いていることは極めて遺憾」

一方、二階派を先週退会した小泉法相に対し、野党が辞任を求めていることについては「法務行政の課題にしっかり取り組んでいる」として、「引き続き責務を果たしていただけると認識している」と述べ、辞任を否定しました。

岸田首相は25日午後、麻生副総裁や茂木幹事長らと会談する予定で、政治とカネの問題について協議するとみられます。

立憲民主党 長妻政調会長
「政権中枢の幹部がこれほど多く事情聴取されたというのは、前代未聞ではないでしょうか。もう自民党政治を終わらせていかないと、日本の政治は展望が開けない」

一方、立憲民主党の長妻政調会長は「まずは首相ができる限り国民に謝罪すると同時に、説明をすべきだ」と岸田首相の対応を批判した上で、「政治とカネ」の問題について、国会で閉会中審査を開くよう改めて求めました。