北朝鮮が2発の“弾道ミサイル”発射 いずれもEEZ外に落下と推定
北朝鮮は28日、2発の弾道ミサイルを発射しました。ミサイルはいずれも、日本のEEZ(=排他的経済水域)の外側に落下したと推定されています。
防衛省によりますと、北朝鮮は28日午後6時10分ごろと6時17分ごろ、北朝鮮の西岸付近から弾道ミサイルを東方向に向けて発射しました。
この2発の弾道ミサイルが落下したのは、いずれも北朝鮮の東岸に近い日本海で日本のEEZの外側と推定されるということです。また、2発とも変則軌道で飛んだ可能性があるということです。
午後6時10分ごろ発射された1発目は、最高高度は50キロ程度の低い高度で350キロ程度飛んだとみられ、午後6時17分ごろ発射された2発目は、最高高度は同じく50キロ程度で300キロ程度飛んだと推定されるということです。
井野防衛副大臣は、午後7時半ごろに会見し「現在までのところ、航空機や船舶からの被害報告は確認されていない」と明らかにしました。
北朝鮮によるミサイル発射は、巡航ミサイルも含めると今年に入り20回目で、政府は北京の大使館ルートで北朝鮮に抗議しました。