小松前法制局長官を偲ぶ会に600人参列
集団的自衛権の行使を認める憲法解釈の見直しに関わり、今年6月に死亡した小松一郎前内閣法制局長官を偲(しの)ぶ会が11日、都内で行われ、安倍首相らが参列した。
小松氏は、集団的自衛権の行使に向けた憲法解釈の見直しに前向きで、去年8月、安倍首相の意向を受け、外務省出身者として初めて内閣法制局長官に就任した。しかし、腹部に腫瘍が見つかり、治療に専念するため今年5月に退任。集団的自衛権の行使を可能とする閣議決定を前に6月、63歳で死去した。
安倍首相「小松さんが蒔(ま)いた種を私たちがしっかりと育て、そして収穫を迎えなければなりません。それこそが私たちの責務であると思います」
偲ぶ会には、安倍首相をはじめ多くの閣僚や外務省の同僚、友人ら約600人が参列した。