×

安倍首相と米副大統領TPPなどで意見交換

2014年9月27日 1:28
安倍首相と米副大統領TPPなどで意見交換

 安倍首相は26日、アメリカ・ニューヨークでアメリカのバイデン副大統領と会談し、日本と中国・韓国との関係や、交渉が難航しているTPP(=環太平洋経済連携協定)をめぐり意見交換した。

 会談では、バイデン副大統領が最近の日本と中国・韓国との関係をめぐって「日本の動きを評価したい」と述べた。これに対して安倍首相は、今回の国連総会に合わせて日韓、日中それぞれの外相会談が行われたことを挙げた上で、11月に中国・北京で行われるAPEC(=アジア太平洋経済協力会議)の場で日中首脳会談を行いたいとの意欲を示した。

 また、会談にはアメリカのTPP交渉の責任者であるフロマン通商代表も同席したが、安倍首相は決裂したままの日米交渉について「双方が歩み寄る姿勢が必要だ」と述べ、アメリカ側に柔軟姿勢を求めた。その上で、「日米両国の首脳が担当者に対して柔軟性を持って交渉するよう指示し、早期妥結に向けて努力する必要性」を確認したという。